私は静岡県の東部地区から静岡市に通勤をしている36歳のサラリーマンです。

25歳までは定職に就かずフリーターでした。

10年ほど前、つき合っていた現在の妻と結婚をすることとなり就職しました。

自分自身の性格は冷静沈着であり失敗はまずしないタイプだと思っていました。

4月の下旬のことです。

自宅わきの畑の雑草取りをしていました。

枯れ草や落ち葉だけでも山のようです。

私の自宅の周辺はのどかな田園地帯です。

この辺りでは、枯れ草や落ち葉を燃やし畑に混ぜ込みます。

いつものように、枯れ草の山に火を付け燃やし始めたときのことです。

自宅に古くなって壊れた木製の棚があることを思い出したのです。

「そうだ、棚もついでに燃やそう」と自宅にとりにいきました。

また、私の通勤バックの中にも、

要らなくなった名前入りの明細書や書類がたくさん入っていることにも気付きました。

棚と通勤バックを持ち出して枯葉や雑草といっしょに燃やしました。

古くなった木製の棚が炭火のようになり焼き芋をするのにちょうど良よい火加減です。

焼き芋には不向きな季節ですが、私の家では両親が畑でサツマイモも栽培しています。

昨年の秋に収穫したサツマイモがまだ納屋に残っています。

二人の子供を呼びサツマイモを焼くことにしました。

子供達に焼き芋の用意をしてもらいます。

子供達は

「おじいちゃんの分、おばあちゃんの分、これはお母さんの」

と家族6人分のサツマイモにアルミホイルを巻いてくれました。

ちょうど良い具合に焼きあがった焼き芋を家族みんなで頬張りました。

翌日になってのことです。

駅で定期券がないことに気付きました。

家に忘れてきたのだろうとその時は気にも止めずにいました。

帰宅し定期券を探しました。

ところがです。

定期券はどこにもありません。

「あっ、昨日のたき火!」

と思い出し外に飛び出し焼き芋の後を探しましたが有るはずもありません。

4月に買ったばかりの6ヶ月分¥214,610円の定期券が灰になってしまいました。

どうしたらよいものか…

このことは未だに妻に話すことができていません。

どういうふうに話を切り出そうか考えると憂鬱になってしまう毎日です。